
当科では腎炎の診断、保存期腎不全治療、透析導入、維持透析と腎疾患のすべてのステージで適切な診療ができるような体制をとっています。多数の腎臓学会専門医、透析学会専門医が勤務しています。また、群馬大学医学部付属病院の腎臓リウマチ内科による後期研修プログラムの研修施設として指定を受けています。
腎臓外来は、月曜・木曜の午後診療を行っていますが、腎臓内科の医師が外来を担当する月曜・火曜・水曜の午前の内科外来でも腎疾患を中心とした診療を行っています。当院では300名を越す末期腎不全患者に対して透析療法を行っており、年間透析導入患者数は60~80名となっています。この窓口にあたるのが腎臓外来となります。また、年間20名前後の腎生検も行っており、腎炎、保存期腎不全の診療を中心に診療を行っています。
当然のことですが、透析治療には腹膜透析・血液透析があり、透析導入前に患者様はどちらかの治療を選択することになります。患者様の治療選択になるべく協力できるよう、看護スタッフとも協力し、十分な説明を行うよう努めています。また、移植を希望する患者様には総合太田病院、もしくは、群馬大学医学部付属病院に紹介を行っています。
関節リウマチ、膠原病の診療も行っています。最近のリウマチ治療の進歩には著しいものがありますが、十分な治療効果を得るには合併症の管理が重要となります。適切な治療選択、偶発的な合併症対策ができるよう努めています。当院は、内科系、整形外科系のリウマチ専門医が勤務する群馬県では数少ない病院のひとつです。