
当科では不安定狭心症、急性心筋梗塞、急性心不全、重症致死性不整脈などの急性疾患の救急治療と弁膜症、心筋疾患、不整脈、大動脈疾患、肺血栓塞栓症等の診断・診療を行っております。胸痛、胸部圧迫感・違和感、背部痛、呼吸困難、動悸、労作時の息切れ、浮腫、失神などは、重篤な心疾患が基礎にある場合があり、精査を必要としますので、外来受診をお勧めします。検査手段として、心電図、ホルター心電図、トレッドミル負荷心電図、ABI(血圧脈波検査)、心エコー図などの外来で実施可能な非侵襲的検査と、心臓カテーテル検査、電気生理学的検査などの入院を必要とする侵襲的検査を用い、緊急時には24時間対応する体制で臨んでおります。通常心臓カテーテル検査は、検査当日入院・検査翌日退院の1泊2日と検査前日に入院・翌日検査・検査翌日退院の2泊3日のいずれかの予定で行い、主に検査後の安静を必要としない橈骨動脈(手首に近い動脈)より局所麻酔で行います。カテーテル検査で狭心症の診断となり経皮的冠動脈形成術(狭窄部を風船で拡張するカテーテル治療)やステント留置術(狭窄部に金属の網を留置し拡張するカテーテル治療)が必要な場合には3-4日の入院が必要となります。また、徐脈性不整脈(心拍数が減少する不整脈)に対する体外式ペースメーカー移植術では約1週間の入院を予定しております。
【当院広報誌循環器内科特集記事も是非ご覧ください】
経胸壁心エコー | 2,407件 | 末梢血管形成術 | 20件 |
---|---|---|---|
経食道心エコー | 57件 | 下肢血管造影検査 | 31件 |
ホルター心電図 | 216件 | ペースメーカー移植 | 28件 |
冠動脈造影検査 | 256件 | ペースメーカー交換 | 4件 |
冠動脈形成術(PCI) | 196件 | 心筋生検 | 4件 |
内、緊急 | 45件 | 心大血管疾患リハビリテーション新規患者数 | 72名 |
カテーテルアブレーション治療 | 51件 | 心大血管疾患リハビリテーション実施数 | 1,711件 |