手術される方へ

手術される方へ

手術を受けるということは、ほとんどの患者様にとって未知で不安なものです。
その漠然とした不安を理解し、患者様が安心して手術が受けられるように手術室スタッフが術前・術後の訪問を実施して良好な信頼関係を築くための努力をしています。
安全と安楽が提供でき、なおかつ円滑に手術がおこなわれるよう心がけています。

安心して手術を受けていただく為に

術前訪問

術前訪問
全身麻酔・腰椎麻酔下で手術を行われる患者様に術前訪問をおこない、不安の軽減に努めています。
術前訪問では手術室入室から退室までの様子・流れをお伝えし、患者様・ご家族からの質問にもお答えします。

術後訪問

術後訪問
手術後、手術室看護師がお部屋に訪問させていただきます。手術を受けた際に気づいたことや苦痛に思われたこと、傷の痛みについてなどを伺います。患者様1人1人の声を大切にして、今後の手術室看護に活かしていきます。
手術室の年間手術件数

当院手術室の平成26年の総手術件数は783件です。
各科別に見ると外科324件、整形外科265件、眼科186件、口腔外科8件です。

平成26年度実績(PDF)
外科手術を受けられる方へ
胃癌の手術を受けられる方
胃癌とは

胃癌とは胃の壁の最も内側の粘膜になんらかの原因で癌細胞が発生する病気です。胃カメラ・胃透視により診断され、最終的には内視鏡検査で胃の粘膜の採取(生検)をおこない、癌細胞が認められた際に診断されます。

手術について

当院での手術は開腹手術でおこなわれます。直視下に胃を切除(切り離し)、リンパ節を廓清(腫れていなくても予防的に取りのぞく)、吻合(胃と腸をつなげる)をおこないます。
手術後、身体には状態管理のための器具が装着しており、お腹からはドレーンという管、尿道バルーンがつながっています。麻酔から覚めると痛みを自覚することがありますので遠慮なく看護師に伝えてください。身体からの管は術後の経過、量・性状をみて数日中に抜去します。

合併症について

術中出血・後出血、縫合不全、腸閉塞、吻合部狭窄・通過障害などがあります。その他年齢的な変化により心臓や肺の障害、肝臓の障害など手術とは直接関係ない合併症が挙げられます。合併症発症時には各科スタッフと綿密に連絡を取り速やかに対応させていただきます。

大腸癌の手術を受けられる方
大腸癌とは

大腸癌は内視鏡検査や注腸検査により肉眼で形をみて診断できます。最終的には内視鏡検査の際粘膜の一部をとる生検により確定されます。

手術について

開腹手術でおこないます。腹部を切開し直視下でおこなう方法です。細かな術式や傷の大きさなどは病変の大きさ・発生部位によって変わります。
手術後、身体には状態管理のための器具が装着しており、お腹からはドレーンという管、尿道バルーンがつながっています。麻酔から覚めると痛みを自覚することがありますので遠慮なく看護師に伝えてください。身体からの管は術後の経過、量・性状をみて数日中に抜去します。

合併症について

術中出血・後出血、縫合不全、感染、腸閉塞、などがあります。その他年齢的な変化により心臓や肺の障害、肝臓の障害など手術とは直接関係ない合併症が挙げられます。合併症発症時には各科スタッフと綿密に連絡を取り速やかに対応させていただきます。

整形外科手術を受けられる方へ
大腿骨頚部骨折の手術を受けられる方

大腿骨頚部骨折の治療法方は、基本的には手術となります。手術には骨接合術と人工骨頭置換術があります。骨折の型、患者様の年齢や全身の状態を考えて手術の方法を選びます。
骨接合術はCompression hip screw(CHS)、Proximal femoral nail(PFN)などを用いて骨折部の固定をおこなう手術です。人工骨頭置換術は折れている骨(骨頭)を取りのぞいて人工物でできた骨頭に置き換える手術です。

手術について

手術は麻酔をかけておこないます。手術中は痛みを感じることはありません。手術後は尿道バルーン、人工骨頭置換術ではドレーンという管が患肢(手術をした足)からつながっています。麻酔が覚めてくると痛みを自覚することがありますので遠慮なく看護師に伝えてください。身体からの管は術後の経過、量・性状をみて数日中に抜去します。

合併症について

術中出血、感染、深部静脈血栓、周囲の血管や神経の損傷。その他、予測できない出来事に対し医療処置が必要となることがあります。合併症発症時には各科スタッフと綿密に連絡を取り速やかに対応させていただきます。


大腿骨頚部骨折を受傷しても適確な治療をおこなえば、決して寝たきりになることはありません。しかし、歩行能力は多少なりとも低下します。大腿骨頚部骨折のリスクは骨粗鬆症と転倒なので、その2つを予防する事が大切です。

眼科手術を受けられる方へ
白内障(眼内レンズ挿入)の手術を受けられる方
白内障とは

水晶体は瞳の奥にある透明な円板状の器官で、眼の中でカメラのレンズと同じ働きしている部分です。この水晶体が濁って視力が低下する病気が白内障です。

手術について

眼球を小さく切開し、その傷口から超音波装置を使って濁った水晶体を取り除き元々水晶体のあった場所に眼内レンズを固定します。点眼による局所麻酔でおこない、手術時間も短時間(10分~15分程度)で済みます。当院では前日入院、手術当日、翌日診察後に退院と2泊3日の入院(片眼の場合)でおこなっています。