リウマチ科

概要・特色

リウマチ科は、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎など、いわゆる膠原病といわれる疾患の患者さんの診療に携わっています。

診療時間

リウマチ科は、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎など、いわゆる膠原病といわれる疾患の患者さんの診療に携わっています。

概要・特色

関節リウマチの治療は、ここ数年で大きく変わっています。基本は早期診断、早期治療ですが、診断方法、治療の幅が何より広がり、これまで治らないとあきらめていた病気が、治る病気へと希望が見えてきました。当院では、レントゲン、MRIの他、超音波検査による関節炎の評価法も取り入れ、より早期の段階で診断できる環境を整え、チーム医療としてさまざまな面から患者さまの診療をサポートしています。

生物学的製剤では、レミケード、エンブレル、ヒュミラ、アクテムラ、オレンシア、シンポニー、シムジア、ケブザラ、ナノゾラ、JAK阻害薬ではゼルヤンツ、オルミエント、スマイラフ、リンヴォック、ジセレカ、バイオシミラーではエタネルセプトBS、アダリムマブBSを含め多種多様の製剤が使用でき、当院のリウマチ患者様(約400名 令和4年8月時点)全体の約40%(令和4年8月時)の方に治療し、効果を認めています。
また、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎など脊椎関節炎の患者様への治療にも積極的に取り組んでいます。

リウマチ患者さまが安心して受診できる東邦病院という目標を掲げ、2017年9月よりリウマチチームを立ち上げ、現在は、医師、歯科口腔外科医、看護師、薬剤師、検査技師、放射線技師、理学療法士、作業療法士、歯科衛生士、管理栄養士、ドクターズクラーク、医療クラーク、医事課、連携担当、情報課、総務課、院外薬剤師(門前薬局様)など多くの職種と連携して治療を行っています。

また、チーム結成以来、月に1回のリウマチチームカンファランスを継続して実施しております。チームとしての活動では、年に1回程度、患者さんやご家族を対象としたリウマチセミナーを開催し、リウマチに対する勉強会や啓発活動に力を入れています。

当院では、初診時リウマチと診断された場合、リウマチをしっかり勉強した看護師より、患者様のお話をゆっくりお聴きするリウマチケアナース外来(無料)の時間を設けています。また薬について作用・副作用も含めてより一層ご理解いただくためにも、医師だけではなく、当院薬剤師からも薬剤説明(無料)をいたします(外来指導の薬剤師の人材確保が困難より現在は見合わせ中。そのため、門前薬局様とは継続的に連携し、薬剤指導をいただくよう依頼)。特に標準的な薬であるメトトレキサートの内服の方法にはご注意いただく必要があり、薬剤師から患者様へオリジナルリーフレットもご用意しております。また診断時だけでなく治療評価のため超音波検査(関節エコー検査)を行い、患者様の病態・疾患の活動性に合わせて、治療を強化、減薬、変更していきます。リハビリが必要な方、希望の方には外来リハビリも行っております(現在はコロナ感染蔓延予防も含め外来リハビリは見合わせ中。動画配信やパンフレット配布にて、自宅でのリハビリを励行。)。

生物学的製剤では自己注射製剤が多いのですが、患者様が安心して自己注射ができるようになるまで、外来看護師全員で指導に取り組んでおります。

 今後も、安心できる医療の提供を目指すとともに、当院を中心とした病診連携につなげ、患者様の病態や生活のニーズに合わせた治療法も検討していきたいとスタッフ一同、取り組んでいます。

外来担当表

診療科 受付時間
(第2・4休診)
内科(一般外来) 8:30〜
11:30
齋尾友希江
(糖尿・リウマチ)
齋尾友希江
(糖尿・リウマチ)
糖尿・リウマチ 1:30〜
4:00
齋尾友希江 齋尾友希江 齋尾友希江
リウマチ 1:30〜
3:30
磯武信
第1・3

診療実績

診療実績についてはコチラをご覧下さい

医師紹介

齊尾 友希江(さいお ゆきえ)

  • 糖尿病・リウマチ科部長
  • 日本リウマチ学会 リウマチ専門医・指導医
  • 日本内科学会 総合内科専門医・指導医
  • 日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医
  • 日本糖尿病協会 療養指導医